2013年3月18日月曜日

ブラデル製本って?


ブラデル製本はみぞ付きの製本、「くるみ製本」と現代では理解されています。
でも、そのはじまりは「くるみ製本」のように本体と表紙を別々に作るのではなく違う作り方でした。

年末に、東京製本倶楽部の勉強会で制作した方法は、現代では「ルリユール・ブラデル」と呼ぶ形式で、1830年のフランスのマニュアルをもとにした仕様です。
特徴はホローバックで、表紙と本体を固定後に表装材でくるみます。
19世紀初頭のフランスでは、Reliureルリユールとはパッセカルトンされた綴じつけ製本をさし、それ以外のものをカルトナージュと表記、ブラデル製本(ルリユール・ブラデル)はカルトナージュ・ア・ラ・ブラデル cartonnage  à la bradel と呼ばれて流行しました。

名称は時代によリ少しずつ変化して、現在ではフランス語園ではcartonnage  Bradel/Bradel Emboîtage=case binding=くるみ製本 となっているようです。


まずは白紙から折丁を作ったり、仮綴じの本の糸を外し、折り直して本文を揃えます。
右側の仮綴じ本は今年の「製本はじめ」の原本です。




折丁を準備し、テープ綴じをします。






















背固め、丸みだし、背張りをした本の背に、羽をもった背幅用紙をつけます。(フォー・ド)

















みぞをあけて、表紙ボードを羽部分と接着して本体と合体させ、サイズを整え、折り返しができるように、背幅の端にスリットを入れて、補強の羊皮紙を背の上下と小口に貼ります。


表紙素材を貼って完成したブラデル・ルリユール



















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